一条工務店の坪単価は高い?安い?計算式や値上げについても徹底解説

「一条工務店で家を建てたいが坪単価はいくらするの?」

「ハウスメーカーとしての強味はどこなの?」

一条工務店は各地の展示場で見かける大手のハウスメーカーなので、家を建てたいと考えている方なら気になっている方も少なくありません。

しかし、日本には数多くのハウスメーカーがあるので上記のような疑問を持っている方が沢山います。

そこでこの記事では、一条工務店の坪単価を様々な角度から紹介すると共に、注文住宅の坪単価を検討する際の考え方等を解説していきます。

この記事を最後まで読むことで、一条工務店が自分の理想の家を建ててくれる適切なハウスメーカーなのか判断がしやすくなります。

一条工務店は高いの?平均坪単価は約68万円!

引用元:一条工務店

会社名 株式会社一条工務店
本社 東京都江東区木場5-10-10
創業 1978年9月
平均坪単価 約80万円
施工エリア 全国
建築タイプ・躯体構造 木造軸組み工法
木造枠組み工法
主な仕様・設備 ・内外ダブル断熱
・全館床暖房
・標準仕様設備など
アフターサービス・保証 30年アフターメンテナンス保証

一条工務店は「家は性能」をキャッチフレーズに断熱・気密・耐震性を高い次元で維持しながら品質の良い設備を標準仕様としている全国展開の有名ハウスメーカーです。

この一条工務店の平均坪単価は約68万円、しかしこの坪単価だけで一条工務店で建てられるかどうかを判断してはいけません。

何故かというと坪単価は、様々な条件で変動する価格だからです。

一条工務店の場合は、以下の要素で坪単価は60万円~100万円以上に変わってしまいます。

坪単価変動要素
  • 商品ラインナップごとの坪単価と特徴
  • 15坪・30坪・平屋では坪単価が違ってくる
  • 立てる場所や諸条件でも坪単価は違う

最初に一条工務店について理解してもらうために、この3点について以下で詳しくチェックしてみましょう。

商品ラインナップごとの坪単価と特徴


引用元:一条工務店

一条工務店は、顧客の様々なニーズに対応するために幅広いグレードの商品ラインナップを扱っています。

商品ラインナップとは、建築する住宅の種類のことです。

グレードが違えば当然坪単価は変わってくるので、まずはどのグレードの家を建てたいのかを考えなければいけません。

2022年8月現在の一条工務店の商品ラインナップは、以下のようになっています。

商品名 平均坪単価 特徴・仕様
グラン・スマート 75万~ アイ・スマート高性能、グラン・セゾンの高級感を併せ持つ一条工務店の最高グレード商品
グラン・セゾン 70万~ 一条工務店の高品質設備に特化した商品、断熱性能は1グレード下となる
アイ・スマート 68万~ 一条工務店の主力商品、高断熱・高気密住宅。品質の高い設備の自由度が最も高い
アイ・キューブ 65万~ 高気密・高断熱性能はそのままに、設備等の選択肢を減らしコストダウンさせた商品
セゾン 65万~ ヨーロピアンスタイルで自由度が比較的高い間取り設計が可能。断熱性能などはグラン・セゾンと同様となる
セゾンA 60万~ セゾンをシンプルにしてコストを落としたグレード
ブリアール 60万~ 南洋風スタイルを特徴とする規格住宅、オプションを追加した場合は他の仕様より高くなる場合もある。
百年 70万~ 本格的な和風住宅と断熱性能を両立させたグレード。

一条工務店の最高性能の断熱性・気密性を求めた場合は「グラン・スマート」「アイ・スマート」「アイ・キューブ」のグレードとなります。

ただし、他のグレードでも非常に高い断熱性能を発揮できるので、自分の考える家のスタイルと、値段的な部分を考えやすいラインナップと言って良いでしょう。

15坪・30坪・平屋では坪単価が違ってくる

一般的に住宅は、建築面積が狭くなるほど坪単価が高くなってしまいます。

理由は、家に最低必要な水回り(キッチン・洗面所・お風呂・トイレ)や玄関設備は坪数が大きくても小さくても必ず必要でその価格が同じだからです。

また、壁の凹凸が多かったり屋根の形状が複雑だったりすれば同じ延べ床面積でも坪単価は高くなりますし、窓の大きさや数でも変わってくる部分です。

そのため、建物の値段は「坪単価×延べ床面積」だけでは決められないと言うことを覚えておく必要があります。

坪単価の計算式

坪単価はご自身が建てたい家の床面積と家の建築総額が出た時点で初めて算出できます。

坪単価の計算例

1階30坪、2階20坪の住宅の場合、総床面積50坪となり、建築総額3,500万円のと仮定すると坪単価は以下のようになります。

3,500万円(建築総額)÷50坪(総床面積)=70万円/坪(坪単価)

そのため、単純に建築総額が同じならば総床面積が小さければ坪単価は高くなるので、基準としては不適切なものとなります。

立てる場所や諸条件でも坪単価は違う

メーカーなどが発表している坪単価は、基本的に建物建築費用と記載されています。先ほど紹介した一条工務店の坪単価もオプション無で一般的な仕様の建物だけの坪単価となります。

しかし、家を建てるためには建物本体建築費用の他にも次のようなお金が必要です。

  • 土地購入費用
  • 諸費用
  • メンテナンス費用の貯蓄
  • 将来の生活環境の変化に対応するための貯蓄
  • ローンの金利 など・・・

    最初に坪単価だけで家を建てるかを判断するのは危険と話したのは、上記要素は家を建てたいと考えている家庭それぞれで全く違ってくるためです。

    これらの要素の考え方は次章にてご紹介しているので、一条工務店で家を建てたいと思ったらまず初めに考えるようにしてみてください。

    【結論】実際にプランニング(見積り)しなければ坪単価はわからない

    ここまで話してきたように、坪単価は実際にプランニング(見積り)をしなければわからない値段となります。

    言い方を変えれば、公表されている坪単価は家本体を建てる費用だけしか見ていないので、家を建てる準備や家を建てた後まで考えた費用が必要となってくるわけです。

    もちろん、すべての費用を算出済みで、さて工務店・ハウスメーカーを決めようとする段階での目安としては使えますが、家を建てたいと考えた最初の段階では全く役に立たない値段となります。

    坪単価を一条工務店で家を建てようかと考える判断材料とするまでの段階は次章から解説していくのでぜひ参考として、失敗しない家づくりをしてみてください。

    一条工務店の坪単価を考える際の注意点

    一条工務店の坪単価を考える際、最初に次の3点を検討するようにしてください。

    • 一条工務店のメリット・デメリットを検討する
    • 今の収入ではなく将来の収入と家族構成を考えた支払い計画
    • 注文住宅は総額で考える

      最低、上記3項目を検討した後に坪単価での判断ができると言って良いでしょう。以下で詳しく解説します。

      一条工務店のメリット・デメリットを検討する

      工務店・ハウスメーカーにはそれぞれ得意・不得意分野があります。

      一条工務店についても同様で主なメリット・デメリットは次のようになります。

      一条工務店のメリット
      • 断熱性・気密性の高い住宅を建てられる
      • 耐震性などの基準の高い住宅を建てられる
      • ZEH住宅などの補助を受けやすい
      • 設備の品質が高い
      • 施工精度が高い
      • アフターメンテナンスのシステムが確立している
      • 大手ハウスメーカーなので信頼性が高い
      • 住宅の知識が少なくても高性能の家を手に入れられる
        一条工務店のデメリット
        • 設備などが規格化されているので自由度が比較的低い
        • 相見積もりで比較できない
        • 設備交換時の費用が高くなる傾向がある
        • 安い住宅を求めている人には向かない

          このメリット・デメリットを1つ1つ検討して、自分にとってデメリットよりもメリットが大きい場合は「一条工務店は自分の理想の家を建てる際の最適なハウスメーカーの候補になる」と考えてると良いでしょう。

          住宅は一生に一度の買い物ですから、高い・安いだけで検討して良いものではありません。

          もちろん、自分が用意できる予算の関係もありますが、理想を求めて、理想を現実にできる自分になってからでも遅くないものと考えます。

          一条工務店のメリット・デメリットについては「一条工務店を坪単価以外で選ぶ基準」で詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

          年収だけでなく将来の支出と家族構成を考えた支払い計画

          自分が家を建てる時、年収や将来の年収見込みなどを基準に住宅ローンを組むと思いますが、その際、次のような部分も検討材料に入れておくことが大切です。

          • 将来家族構成が変化した場合の生活費
          • 家族(子供)が大学まで進学したことを仮定した支出計画
          • 家族に何かあった場合に必要なお金(現在の収入の3ヶ月分)
          • もし自分の収入がなくなった時の貯蓄(最低6ヶ月分)
          • 将来発生する家のメンテナンス費用

            住宅ローンの支払いは30年など非常に長い期間にわたります。その間に上記の変化があっても生活に支障を与えない範囲で住宅ローンの支払いが必要です

            言い方を変えれば、住宅ローンは「借りられる金額」ではなく「返せる金額」で考えておくことが大切です。

            この費用の算出のポイントは今の収入(年収)をベースにすることです。「捕らぬ狸の皮算用」ではないですが、年功序列・終身雇用ではなくなった今の社会では将来の収入は誰にもわかりません。

            そのため、今の収入で上記項目をクリアできるのなら初めて住宅を建てられると考えた方が賢明です。

            注文住宅は総額で考える

            先ほどもお話ししましたが、公表されている坪単価は基本建物本体建築費用のみの1坪あたりの金額です。

            一条工務店は、標準仕様で十分高い設備がついているので「坪単価=家本体の価格」と考えて良いと思いますが、家を建てるには本体価格の他に次のような費用が必要となってきます。

            家を建てるための費用の分類
            項目 概要
            建物本体工事費用 一般的に坪単価と言われる費用、ただし建築会社によってどこまでの費用が含まれているかは違ってくる
            土地購入費用 土地を購入する場合、建て替えの場合の解体費用など
            付随工事費用 外構工事・給排水引き込みなど建物本体工事以外の費用。こちらも建築会社によって分け方が違う
            諸経費 税金や各手続き費用。建築費用の10%前後が平均
            貯蓄 家族に何かあった時のお金。今の収入の約6ヶ月分(ローンの頭金は含まない)

            大きな項目で分けましたが、これだけを見ても坪単価では家は建てられないとわかるはずです。

            この「家を建てるための費用」の中で最も重要なのは「貯蓄」です。

            家を建てることは「家を建てる」が目的ではなく「建てた家で家族が健康で幸せな生活をする」ことが目的のはずです。その「家族が健康で幸せな生活」をするための保険が「貯蓄」と言って良いでしょう。

            ぜひ、一条工務店の坪単価を考えると同時に今と将来で必要な貯蓄はいくらかも考えてみてください。

            一条工務店の坪単価を抑えるコツ

            ここまでお話ししてきたように坪単価は諸条件で変わる金額です。

            そのため、一条工務店で建てたい場合は自分で坪単価をある程度コントロールし、希望のグレードで建てることができる可能性があります。

            その方法は主に次の4つを実践することです。

            坪単価を抑えるコツ
            • こだわりを少なくして予算オーバーを防ぐ
            • 間取りをシンプルにする
            • キャンぺーンや優遇措置を利用する
            • 実際に展示場を訪れるのは最後

              それぞれについて以下で詳しく見ていきましょう。

              こだわりを少なくして予算オーバーを防ぐ

              一条工務店を家を建てる建築会社の候補としている方は、このような家を建てたいと理想を持っている方が多いはずです。

              この建てたい家のイメージ・理想を持つことは注文住宅を建てる上で絶対に必要なのですが、「ここはこうしたい」と言う部分は家族で1か所から2か所に限定したほうが坪単価は低くなります。

              別の角度から言えば、こだわり部分以外は土地の形状や工務店の標準仕様とした方がコストは安くなるのです。1から2か所のこだわり部分以外は柔軟に対応すると言い換えても良いでしょう。

              このためには「家族で話し合いこだわりを決める」→「工務店のプランニングでこだわりを伝える」→「納得いくまでプランニングの時間を取る」の流れが必要となります。

              こだわりを決めるコツは間取り図を描く

              「こだわりを少なくして予算オーバーを防ぐ」コツは「家族で話し合いながら間取り図を描く」ことです。

              間取り図とは簡単に言えば部屋の配置図です。

              この配置図は、設計図のように緻密でなくて問題ありません。描くことでイメージを具体化しこだわりを明確にする目的で使います。

              最初に間取りについての基本的な知識は必要ですが、何度も描いて家族でイメージを広げてみましょう。

              ちなみに、今は間取り作成用の無料ツールがたくさんあるので、それを利用してみても良いかもしれません。以下で、数個紹介しておきますので参考にしてください。

              間取りシミュレーションソフト一覧
              PC・スマホ機種種別 ソフト名(リンク先)
              PC:Windows用 せっけい倶楽部
              PC:MAC用 DreamPlanホームデザインソフト
              ブラウザで使用可能ソフト マイホームクラウド
              スマホ:Android用 間取り一図
              スマホ:iPhone用 間取りTouch+

              間取りをシンプルにする

              一条工務店の坪単価を安くするコツ2つ目は、間取りをシンプルにすることです。

              具体的には、以下のことを考えながら間取りを作ってみてください。

              間取りをシンプルにするポイント
              • 家の凹凸を少なくする
              • 1階と2階の大きさをほぼ同じにする(屋根面積を減らす)
              • 屋根形状をシンプルにする(片流れや切り妻)
              • 内装を統一する(床材やクロス)
              • 水回りを集中する(配管の無駄をなくす)
              • 吹き抜けを設置し延べ床面積を少なくする

                ただ、間取りの作り方にはある一定のルールがあるので、こちらの本などで基礎知識を身に着けてから始めると効率よく作ることができるはずです。

                間取りを作る前に読んでほしい本
                住まいの解剖図鑑  著 者:増田 奏
                出版社:エクスナレッジ
                値 段:1,980円Amazon電子書籍はこちら
                間取りの方程式 著 者:飯塚 豊
                出版社:エクスナレッジ
                値 段:1,980円Amazon電子書籍はこちら

                キャンぺーンや優遇措置を利用する

                一条工務店の坪単価を安くする方法として、一条工務店のキャンペーンに合わせて申し込む方法があります。

                一条工務店のキャンペーン
                • 建売「アイパレット」契約:70万円分の商品券等プレゼント
                • 工場見学抽選会:20万円相当のオプション

                  上記以外にも、過去に新しいグレードが出たタイミングに合わせてのキャンペーンなどを開催しているので、契約すると決めたのなら使ってみると実質単価をさげることができます。

                  もう一つは、公共の優遇措置(補助金・助成金など)を積極的に利用する方法です。

                  2022年8月現在の国の優遇措置は次のようなものがあります。

                    また、国だけでなく各地方公共団体でも優遇措置を行っているので、調べて申し込むことにより安く希望の家を手に入れることが可能となります。

                    優遇装置やキャンペーンを使う際の注意点は「優遇措置の期限に間に合うように工務店と契約する」ではなく「建築業者と契約する準備が整った時に優遇措置をプラスしてさらに安くする」と言う考え方で使うことです。

                    今の優遇装置が終わっても次の優遇措置が始まりますから、まずは準備を優先することが理想の値段で理想の家を建てるコツです。

                    実際に展示場を訪れるのは最後

                    家を建てる初心者は家を建てようと考えたとき、まず展示場を訪れることを考えると思います。

                    しかし、展示場を訪れるのは家を建てる計画の中では最後の方が良いでしょう。

                    一般的な注文住宅を建てるまでの流れは、以下のようになっています。

                    一般的な注文住宅を建てるまでの流れ
                    1. 家についての知識を本などで学ぶ(注:展示場では学べない)
                    2. 家族で家のイメージを作り、こだわりを限定する
                    3. 資金計画を立てる
                    4. 土地と建築会社を探す(展示場訪問)
                    5. 建築会社の選定
                    6. 建築会社と契約
                    7. プランニング
                    8. 着工
                    9. 上棟
                    10. 建物完成・施主検査等

                      理想の家を建てるために重要な部分は上記計画の1~3

                      この部分がしっかりできてから展示場を訪れ建築会社候補を絞っていきます。

                      一条工務店は「展示場が標準仕様」と言う特徴がありますので、家を建てる計画が終わったら積極的に利用することで一条工務店で建てられるのかの判断はしやすいと思われます。

                      営業の評判・口コミも一つの基準

                      坪単価を安く抑えられるかは建築会社の営業や現場監督による部分も大きくなります。

                      具体的に言えば、「予算も考えずPRしてくるだけの営業」「施主の要望を聞くだけの営業、現場監督」の場合は最終的に坪単価に見合う家を建てられない可能性があります

                      逆に、予算に合わせて「これはできる、できない」をはっきり言ってくれて、必ず代替え案を出してくれる営業担当、現場担当でしたら、坪単価に見合う理想の家を建てられる可能性が高くなります。

                      施主はいくら勉強しても家の素人なので、プロの的確なアドバイスが坪単価を安くする、坪単価に見合った満足度を得るために必須と言い換えることもできる部分です。

                      そのため、一条工務店の場合などは建てる地域を担当する営業所のウワサなどがあればそれを判断の1つの材料にしてみても良いかもしれません。

                      一条工務店を坪単価以外で選ぶ基準

                      ここまで坪単価以外で建築会社を選ぶことを話してきましたが、実際に一条工務店を選ぶ場合の判断基準は何?となるでしょう。

                      そこでここでは、以下の4つの一条工務店を選ぶ基準を紹介します。

                      一条工務店を選ぶ基準
                      • 業界最高峰の断熱性と耐震性
                      • 標準装備の質が高く自社開発設備でコストを抑えている
                      • 施工精度の高いシステムを取り入れている
                      • 一条工務店の仕様・ルールに納得することが大前提

                        先ほど「一条工務店のメリット・デメリットを検討する」で話した内容をまとめたものなので、ぜひ検討材料の参考にしてください。

                        また、目安の情報として最後にTwitterの一条工務店に関する情報を掲載します。

                        業界最高峰の断熱性と耐震性

                        キャプション一条工務店の住宅性能
                        • 内断熱14㎜・外断熱50㎟のウレタンフォーム断熱
                        • 防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ
                        • 耐震等級3を余裕でクリアする耐震性
                        • 全国平均気密測定値0.59㎠/㎡

                          一条工務店を選択する最も大きなメリットは最高の住宅性能を手に入れられることです

                          現状大手ハウスメーカーの中でここまでの性能を備えた住宅を建てられる建築会社は数社しかないでしょう。

                          特に断熱性能と気密性能の高さは特筆すべき点となり、北海道でも通用する性能です。

                          ZEH住宅申請にも力を入れていることから、快適性と省エネを両立したい場合は候補として非常に有力な建築会社と言えます。

                          ただし、この断熱性能と気密性能は一条工務店の「グラン・スマート」「アイ・スマート」「アイ・キューブ」のみとなり、他の商品は他社よりも性能は高いけど1段階性能が低くなる点だけは注意点です。

                          標準装備の質が高く自社開発設備でコストを抑えている

                          一条工務店は標準装備の設備、例えばキッチンなどの質が最初から高いものとなっています。

                          他の建築会社ならば例えば展示場の設備はオプション品でカッコよく見せていますが、一条工務店は標準装備で質が高いので展示場のキッチンや収納がそのまま坪単価に反映されているわけです。

                          しかも、自社開発設備が多いため、同じ質の他社商品より安い価格で提供できています。

                          逆を言えば安くしたい部分も質の高い設備を使っているのでローコストの設備に比べれば高くなってしまうと言えます。

                          そのため、一条工務店は平均的に質の高い設備を同じ能力の設備より安く家に取り入れたい人向けの建築会社と言えるでしょう。

                          施工精度の高いシステムを取り入れている

                          住宅の性能は現場の施工能力つまり大工さんや職人の力量に左右される部分が非常に大きいです。

                          これはカタログスペックより良い家を建てられる可能性もありますが、カタログより低い性能の家になってしまう可能性も秘めている部分です。

                          一条工務店はこの品質のバラつきを最小限にするために工場での加工部分を多くするシステムを取り入れています

                          特に「グラン・スマート」「アイ・スマート」「アイ・キューブ」のダブル断熱加工は工場で80%以上完了して現場に納品しているこだわりようです。

                          断熱施工は断熱気密技術のある職人でなければ現場で高い数値を出すことが難しいので、非常に信頼できるシステムと言えます。

                          もちろん、現場で数値を測る気密測定値が高い基準を示していることから、現場職人の教育や監督のチェックなどもしっかりしていると推測され、安心して施工を任せられる体制を一条工務店は持っていると言って良いでしょう。

                          一条工務店の仕様・ルールに納得することが大前提

                          一条工務店にはデメリットとも捉えることができる下記のような点があります。

                          • 設備などが規格化されているので自由度が比較的低い
                          • プランニングは契約後なので相見積もりで比較できない
                          • 太陽光発電、床暖房などの設備交換時の費用が高くなる傾向がある

                            そのため一条工務店で建てる場合は、この仕様やルールに納得した上で契約することが大前提です。

                            実際、自由度と低コストで高断熱・高気密の住宅を建てたかったり、自由度の高い住宅を建てたいのなら、求める部分が得意な地場の工務店や設計事務所を探して依頼したほうが良いです。

                            また、商品に自信があるからプランニングは契約後しかできないと言うルールを設けているのでしょうが、自分の理想の住宅を追い求めた場合は相見積もりは必須となります。

                            太陽光発電は必ず交換時期が来ますし、屋根が重くなってしまうデメリットがあります、床暖房じゃなくても床からの冷えを少なくする方法はあります。

                            しかし、それらをすべて納得した上で一条工務店と決める必要があると言えます。

                            もし、坪単価で安い・高いで一条工務店を見ているのなら一条工務店は候補に入らないでしょう。

                            まずは住宅を知り、一条工務店の提供している性能やルールの意味を知ることから始めれば、高い性能と安全性を提供している建築会社とわかるはずです。

                            一条工務店はやばい?依頼した方の口コミ

                            一条工務店の判断材料としてTwitterから口コミを集めてみました。

                            口コミは主観的な部分が多いですが、その分素直な意見も多いので判断の一つの材料としてみてください。

                            一条工務店の口コミを見てみると気密性や断熱、コスト面を通してもランニングコストが安く満足している方が多くいる事が分かります。

                            やはり、断熱性などは毎月の電気代やガス代の支出に繋がる部分なので、軽視できない部分です。

                            一条工務店を含む近年の坪単価推移をチェック

                            家を建てたいと考えている方にとって坪単価の上昇は、気になるポイントの1つです。

                            現在住宅業界では「ウッドショック」の影響が強く出ており値上げ傾向が強くなっています。

                            ウッドショックとは?

                            日本は住宅用木材の7割強を輸入に頼っている現状ですが、この輸入元である国でコロナのどの影響による木材の供給が滞ったこと、アメリカや中国での新築ラッシュなどで木材が足らなくなったことなどが重なり、木材の供給不足に陥っている状態のことを指します。

                            同時に2022年3月からの急激な円安の影響で輸入材の高騰が重なり、建築業界は値上げしなければいけない状況です。

                            問題は、値上げはいつ止まるのかと言う点ですが、2022年は上記理由から急激な値上げをせざるを得ない状況でしたが、元々住宅業界は値上げ傾向が続いており、今後も値上げは行われる可能性が十分あります。

                            ただ、値上げには限界がありますから、今後は次のような変革が住宅業界と施主に求められると考えます。

                            • 現在の住宅を売るがメインの収益モデルから、住宅を長く持たせるためのメンテナンスやリフォームへの移行
                            • 住宅を売るではなく、家を建てる方と一緒に理想の家を建てる手伝いをすると言う意識、体制を構築する
                            • 施主が建ててもらうではなく自分が建てると言う意識を持つ
                            • 施主となる方が住宅の基本的な知識を持つ

                              この変革はすでに今後を見据えた地場工務店や個人設計事務所で始まっており、この流れが大手のハウスメーカーに広がれば、適正な価格で住みやすく、数代に渡って住める住宅が日本で建てやすくなるはずです。

                              まずは、家を建てたいと思っている方が「家に詳しくなること」と「家を建てる意識を持つ」からスタートしていけば、現在の坪単価でも予想以上に安い家を建てられる可能性があるはずですよ。

                              一条工務店の坪単価に関するよくある質問(Q&A)

                              一条工務店は2022年値上げしているのですか

                              一条工務店は2022年4月に値上げしています。また今後も材料費の高騰などで値上げの可能性があります。

                              そのため、一条工務店で高性能の家を建てたいと考えているのなら、まずは自分の家に対するこだわる部分とイメージを明確にすることが坪単価を抑えて理想の家を建てるコツとなってくるでしょう。

                              一条工務店はやばいくらい高いと聞いたのですが本当ですか

                              一条工務店が高いと感じるのは、ローコスト住宅と比べた場合です。

                              一条工務店の使用している設備や部材から考えると価格は逆に安い部類に入ります

                              家は一律に考えることができないものです。何を基準に比較するかを決めた上で各ハウスメーカーを見ることが大事と言えます。

                              一条工務店で40坪の家を建てる時の年収いくらくらいが目安ですか?

                              ざっくり条件を付けて計算すると以下のようになります。

                              必要な年収シミュレーション

                              建物建築費40坪×68万/坪=2,720万、土地代500万円

                              付随工事費:2,720万円×2割=544

                              諸経費:2,720万円+500万円+544万円×15%=564万円

                              建築総額=4,308万円

                              フラット35年利1.53%、35年ローンの場合

                              返済総額5567万円→毎月の返済額13.3万円

                              (※フラット35公式サイト:ローンシミュレーションを使用

                              返済額は年収の2割とした場合

                              年収:159.9万円÷0.2=798万円

                              上記計算は必要な貯蓄が別にある場合を想定しています。

                              ただ、坪数や年収のみで家を建てる・建てないを判断するのは後悔につながってしまう可能性が高いです。まず、どうして一条工務店で建てるのかを考えることから始めてみてください。

                              まとめ

                              一条工務店の坪単価は約68万円ですがグレードや家を建てる条件、家の形状でいくらでも変わってしまう金額のため、最初に家を建てるための判断材料としては乏しいものとなります。

                              一条工務店で家を建てるために必要なことはまず、「なぜ一条工務店で家を建てるか」と言う自分に対してのメリットを考えることが大切です。

                              そして、次に自分がそのメリットを現実にできるかどうかを検討するプランニングと資金計画をじっくり時間をかけて行ってみてください

                              この2点を自分の中で納得いく形で明確にできたのなら、一条工務店は長く快適に住むと考えた場合、ハウスメーカーの中で最も候補として有力と言えるでしょう。

                              ぜひ、この記事を参考に一条工務店が自分に合ったハウスメーカーなのか、理想の家を建てる判断材料にしていただければ幸いです。

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