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建て主の浦野さんご一家は、「建て方」が行われたまる2日も、上尾の建築現場につきっきりだった。大工さんの作業をじっと見つめ、休憩のお茶やお菓子を出し、お弁当の世話をしていた。
「ハウスメーカーの家を買うのはどうしても違和感があった」とご主人の浦野真二さん。「自分達が家に合わせるスタイル」にどうしても納得が行かず、お金も時間もかかるが、子供・孫と住み継いでことを考え、妥協しなかったと言う。
「良く『顔の見える』という言い方をしますが、大事なのは建て主さんから、家づくりに関わる全ての人の『顔が見える』こと」と言う宮越さん。 その言葉通り、ここでは 建て主を中心に、林業家や製材所、建築家、棟梁や職人が、一緒に家をつくっている。
木組みが、一本一本の材料の主張やクセを活かして、時間をかけてがっちりと組まれて行くように、家づくりに関わる人間関係もまた、ゆっくりと、しっかりと築かれているようだ。
「90年生きてきた木を切って柱にしたんですから、それ以上、持たせなければ木を育てた人にも失礼になると思う。」と浦野さん。まだ骨組みができたばかりだが、この家の未来が楽しみである。
(写真・文 日本の木のいえ情報ナビ プロデューサー 玉井 光則)
(一部写真は木住研様から提供)