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木の家に住んでいます ~木の家ものがたり~

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ル・ボワ平和台

 「ル・ボワ平和台」フランス語で「木材」を意味する名前がついたマンション。
オーナーである東京木材相互市場の木に対する想いが詰まった名前である。

 鉄筋コンクリート4階建て、総戸数63戸。各部屋約8畳の居住スペースの床に国産無垢材が使われている。床の材料は、1階と3階が杉、2・4階が桧を使用している。周囲より若干高い家賃設定にもかかわらず、賃貸募集開始後一気に部屋が埋まった。

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ル・ボワ平和台室内

 そんな居住者のひとりに話を聞いた。
「素足ってこんなに気持ちがいいんだって思いました」
今までのマンションフローリングは、冬は寒くて夏は汗でペタペタしていたが、無垢材のフローリングはサラサラしているところがお気に入り。部屋では素足で過ごすことが多くなったという。

 常に肌に触れる床だからこそ本物の国産無垢材を使いたい。今回のプロジェクトに関わった人達の想いは、具体的な触感として、居住者にも届いている。
「なんか安心なんですよね、古くから住んでいるような感じがして」と彼女が続けた。
もしかすると、その安心感は日本人のDNAに刻み込まれた「木の記憶」によるものなのかも知れない。

 賃貸マンションの平均居住年数は3年。「ル・ボワ平和台」は10年間に約200人の「無垢材の床」体験者を世の中に送り出す計算になる。その人達は、自分の家を建てる時、きっとこの部屋のことを思い出すに違いない。

(登場人物の所属会社・肩書などは、2010年2月の取材時のものを記載しています)


(写真 石山 敏)
(写真・文 日本の木のいえ情報ナビ プロデューサー 玉井 光則)

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