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建物だけでなく庭もしっかりやりましょうという水田さんの勧めもあって、家の周囲には、広葉樹が植えられた。
「落ち葉がめんどうでしょう」と言われるが、四季を感じることができる庭いじりもまた、佐藤さんが気に入っている暮らしの一部だ。
「全然違うように見える、バンドも仕事も家庭も住まいも、自分の中ではひとつにつながっている。そういう意味で自分のライフワークデザインは、非常にうまく進んでいる」佐藤さんは幸せそうに笑う。
団地暮らしに見切りをつけたのは、子供達に本物の「ふるさと」を残したいという気持ちから。
本物にこだわった家づくりのおかげで、子供達はのびのび育ち、家の内外を縦横無尽に駆け回っている。
諸塚の山に木を植えた先人の思いは、多くの人の縁で、この家で育つ子供達に確実につながっている。
「本物」に囲まれて育った彼らは、将来この家のことを誇りに思うに違いない。
(写真・文 日本の木のいえ情報ナビ担当プロデューサー 玉井光則)