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木の家に住んでいます ~木の家ものがたり~

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写真

針葉樹と広葉樹が交互に生える諸塚村のモザイク相林
針葉樹と広葉樹が交互に生える諸塚村のモザイク相林
急斜面での伐採風景。葉枯らし乾燥のため、木を横に倒す。
急斜面での伐採風景。葉枯らし乾燥のため、木を横に倒す。
数ヶ月の葉枯らし乾燥のあと、木材加工センターに集められ、製材の後また半年乾燥する。
数ヶ月の葉枯らし乾燥のあと、木材加工センターに集められ、製材の後また半年乾燥する。
消費者や工務店を積極的に山に迎え入れる。年数回、木材産地ツアーが開かれ、村人との交流も図られる
消費者や工務店を積極的に山に迎え入れる。年数回、木材産地ツアーが開かれ、村人との交流も図られる

 本物にこだわる水田さんは、この家にふんだんに宮崎県諸塚村の自然乾燥材を使用した。

 なぜ、諸塚の木なのか。水田さんは語る。
「良いものはお金を出せば買えるというわけではありません。特に木は半世紀以上かけて育てる林業家と、丁寧に時間をかけて乾燥・製材する人達がいて始めて良い材料となるんです。」

 諸塚は伝統ある林業の村。針葉樹と広葉樹が交互に生えるモザイク模様の山は、材木となる木を植え、育てながら、広葉樹の林で椎茸を育て、狩猟する村人の生活を支えてきた。モザイク林は、森と共生する村の人々の知恵でもある。環境と人に優しい森との関わり方は、今世界にも認められ、FSC認証※も取得している。

 「先祖が植えた木を、私たちがきちんとお金に換えて山主に還元していく、これが今きちんとできていることを誇りに思う。産直住宅の取り組みがそれを可能にした」森林組合の松田さんは語る。

耳川広域森林組合
諸塚木材センター
松田さん
耳川広域森林組合 諸塚木材センター 松田さん

 村を挙げて積極的に工務店・建て主と交流する「産直住宅活動」。13年間の実績210数棟のひとつが佐藤邸なのだ。

 「ディテイルに目が行きがちですが、この家の基本は、良い素材をきちんと組んだ箱にあるんです。」
水田さんが言うように、木を生かすことのできる棟梁の存在も忘れてはならない。

 ここには、人と人とのつながりがある。そのつながりによって山の思いはリレーされ、しっかり佐藤さんに伝わっている。そして、そのつながりが山を元気にする。

 諸塚村の企画課長が佐藤さんのライブにかけつけるのは、そういうつながりを大切にしているからなのだろう。



※FSC(Forest Stewardship Council、森林管理協議会)とは、世界中全ての森林を対象とし、環境保全の点から見て適切で、社会的な利益にかない、経済的にも継続可能な森林管理を推進することを目的としています。このような森林管理がなされているかどうかを信頼できるシステムで評価し、適切な管理がなされている森林を認証するものです。


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