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今日も、近所の人が、自分の土地で採れた作物を持って訪ねてきた。
家庭農園で畑作業をしている遠藤夫妻は、手を止めて訪問者を玄関に招き入れる。
畑作業中の不意の来客も、まったく苦にならない。
なぜなら、玄関を入ると、そこはダイニングキッチンも兼ねた広い土間だからだ。
すぐにお茶やつまむものが出てきて、世間話がはじまる。立ったままでもいいし、
椅子に座ったり、杉の無垢板を貼ったフローリングに腰掛けてでももいい。
泥だらけの長靴のままでも入っていけるこの気安さも、来客の多い秘密かもしれない。
房総半島の真ん中右端、大原漁港から西へ8kmほどの農村に遠藤宅はある。
現在横浜に住むご夫婦は、週末になるとここにやって来て、農作物づくりに没頭する。
近所の人たちにも大人気のこの木の家には、テレビがない。
CDプレーヤーだけがあって、奥様の好きなボサノバが流れている。
木の香りがする家の中で、時間は、太陽と風の動きに寄り添うように、ゆっくりと過ぎていく。
建て主遠藤さん夫妻
平屋の屋根には太陽熱を利用した暖房システムの集熱パネル。
庭には、里山の中の家をイメージした植栽。
庭には、里山の中の家をイメージした植栽。
ダイニングとキッチンは土間づくり。土間は、タタキではなく、蓄熱コンクリートの上から鹿児島のシラスを塗ってあり、埃っぽくない。
杉床のリビングの奥、和紙のついたての向こう側は寝室。
平屋だが夫婦2人には十分な広さ。どこに居ても外が眺められる大きな窓と、広い土間が開放感を作り出している。
杉床のリビングの奥、和紙のついたての向こう側は寝室。
平屋だが夫婦2人には十分な広さ。どこに居ても外が眺められる大きな窓と、広い土間が開放感を作り出している。




