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子供たちが家のなかを駆けていく音がする。廊下を、リビングを、階段を、テラスを。素足のまま、子供たちは自由に、思い切り駆けていく。
扉を開けた瞬間に木の匂いがする。杉のムク材を使った自然な家。「家族と一緒に年を取れる。そんな普通の木の家をつくりたかった」と施主の齋藤さんは言う。
けれどそんな当たり前の家を建ててくれる工務店を探すのが難しかった。インターネットで情報を探し、本を読んで、住宅展示場を何軒も回った。そうしてやっと出会ったのが地元・栃木の工務店『けんちくや 前長』だった。
「いくつかのモデルルームを回ったんですが、前長さんの展示場に入った時、木の温もりに子供たちが寛いで、眠ってしまったんです。その寝顔を見て、決めましたね」そう齋藤さんは笑う。
実際、『地元の木を使った家づくり』にこだわる前長はモデルハウスだけでなく、建築に使う木材を見せに山まで案内してくれた。その時に拾ってきた切り株は今も齋藤家の玄関に飾られている。




