施主のこだわりは、実家の山から伐り出したスギ・クリ・クルミを生かした健康的で住みやすい家。地元の木材を使うことで、環境と共生した暮らしをしたいという思い。森林組合からもカラマツの梁や背割りのスギ柱などを入手。これらの木にそれぞれの役割を持たせて、木組みの構造、内外装、家具に活用した。家族の集う空間には、愛猫が遊べるキャットウォークや、猫専用の屋根裏部屋もある。書斎と居間を囲んで個室があり、生活の切り替えの場となっている。梁やタルキを顕し、塗り壁と取り合わせた木の内装が、安らぎを与えてくれる。外観は、白壁とカラマツ・スギのコントラストが陽に映えるデザインとした。

塗り壁と杉板大和張りの外壁。破風幕板は、小岩井唐松100年もの。
2階 勾配天井 ペレットストーブを囲む居間空間。
2階 居間・食堂と台所は、オープンな一つの空間。
階段吹抜を、食堂・居間空間に取り込んでいる。梁が交差する大黒柱。
猫ステップ。梁をつたって、猫専用ロフトへアクセス。
準防火地域にあって、木質感溢れる外観を実現した。地元森林組合の協力を得て、製材から家づくりまでのプロセスを、施主と一体になって取り組んだ。
| <詳 細> | |
|---|---|
| 建物工法 | 伝統的在来木造 |
| 建物階数 | 2階建て |
| 防火地区区分 | 準防火地域 |
| 竣工年 | 平成17年 |
| 延べ床面積 | 140.24 m2 |
| 工事費 | 2250 万円 (うち木材費用:315万円) 【工事費に以下のものを含む】 暖房設備 ペレットストーブ設置 設計監理料 |
| 坪単価 | 53 万円 |
| 使用木材量 | 44 m3 |
| 国産材使用割合 | 100 % |
| 使用国産材の樹種と主要産地 | スギ・カラマツ・アカマツ・クリ・クルミ(岩手県) 青ヒバ(青森県) |
| 主要構造材の断面積 | 土台・通し柱 12㎝×12㎝ 梁 12㎝×24cm |
| 乾燥方法 | 天然乾燥 構造材の含水率 20 % |
| 間取り図 | →間取り図を見る(JPG) 【間取り図の説明】 1階は書斎を、2階は居間・台所・食堂を囲んで個室があり、生活の切り替えの場となっている。家族の集う空間には、愛猫が遊べるキャットウォークや猫専用の屋根裏部屋もある。2階は、隣地の屋根越しに、日当たりもよく、視線を気にせず、庭に向って開放できる。家族の団欒にふさわしく、ペレットストーブを囲んだ、吹抜け感が気持ちよい、くつろげる空間構成とした。書斎の方は、床と一体感のあるテラスで庭につながる。各個室には大きめのクローゼットを設け、個々に充実した自分の時間や空間を楽しめるように配慮した。 |