「三重の木」を使った木組みの家。三重県産の杉・桧を使い伝統的なシャチ引きや鼻栓・込み栓・渡り顎・追っ掛け大栓継ぎ等の仕口や継ぎ手を使い組み上げ、芯壁の左官仕上げとし、その外側で断熱を確保した構造としました。

アプローチより見る外観、通し貫や1寸厚の赤杉の外壁の表情。

玉石のポーチ廻り。赤杉の玄関引き戸。
糊ごねの土塗り壁と杉の桟を使った腰周り・天井照明。
畳コーナーは杉網代、照明器具は梁の中へ隠蔽しました。
三重県産の杉を使った建具・天井・床。
土壌蓄熱暖房を取り入れ、温熱環境としての土壁への蓄熱効果も期待しました。使用部材には厚板(床 桧33ミリ 外壁 杉赤身30ミリ 野地板 杉30ミリ)を多用し一生もの仕様とするとともに、すべてを厚板仕様とすることで製材時のロスカット・欠点材の使いまわしで歩留まりの改善を計り、コスト圧縮を可能としました。障子・家具にいたるまで地域材を活用し、地域の職人技術を継承していけるような家づくりを目指しました。
| <詳 細> | |
|---|---|
| 建物工法 | 伝統的在来木造 |
| 建物階数 | 2階建て |
| 防火地区区分 | 22条区域 |
| 竣工年 | 平成21年 |
| 延べ床面積 | 142 m2 |
| 工事費 | 3000 万円 (うち木材費用:550万円) 【工事費に以下のものを含む】 設計料、外構工事費、設備費 |
| 坪単価 | 70 万円 |
| 使用木材量 | 50 m3 |
| 国産材使用割合 | 95 % |
| 使用国産材の樹種と主要産地 | 杉・桧 |
| 主要構造材の断面積 | 土台・通し柱 4寸角・6寸角・8寸角 梁 4寸×尺 |
| 乾燥方法 | 天然乾燥 構造材の含水率 15 % |