愛知県の奥三河に残る古民家を参考に、できる限り金物を使用しないで木組みの架構を考えた住宅です。構造材は全て三河桧を使用し、渡りあごの仕口と長ホゾ込栓により通し柱を使わない床組み優先の木組みの構成としています。耐力壁は貫と土塗り壁で対応しています。

南東方向からの外観。下屋部分の外壁は杉の赤身材で、バルコニーは後付けで取り換え可能としています。
居間より、食堂・台所方向を見ています。床は桧板、天井は32mm厚の杉板表しとなっています。
2階の子供室です。床・天井は、杉板です。将来、二部屋に仕切ることが可能なように考えてあります。
台所から玄関方向を見ています。ステンレスカウンターを板の上に載せただけのオープンなキッチンと、収納棚を設けた玄関土間が伺えます。
通し柱を使用しない、渡りあごによる床組み優先の架構の様子と、土塗り壁下地の貫と竹小舞いのようすが伺えます。
全ての木材(下地材から床、外壁の一部の仕上げ材まで)が、三河の桧及び杉で建てられています。構造材を全て表した真壁づくりで、内壁は土塗り壁にプラスター塗りの仕上げとし、吸湿性のある素材です。間取りは、将来の変化に対応できるようシンプルで開放的、風の通ることを考慮しています。
| <詳 細> | |
|---|---|
| 建物工法 | 伝統的在来木造 |
| 建物階数 | 2階建て |
| 防火地区区分 | 22条区域 |
| 竣工年 | 平成20年 |
| 延べ床面積 | 113.69 m2 |
| 工事費 | 2250 万円 (うち木材費用:505万円) 【工事費に以下のものを含む】 外構工事費、設備工事費、諸手続費 |
| 坪単価 | 65.4 万円 |
| 使用木材量 | 35 m3 |
| 国産材使用割合 | 100 % |
| 使用国産材の樹種と主要産地 | 桧と杉 愛知県三河産 |
| 主要構造材の断面積 | 土台・通し柱 12×12 梁 12×15~30 |
| 乾燥方法 | 天然乾燥 構造材の含水率 25 % |
| 間取り図 | →間取り図を見る(PDF 37KB) 【間取り図の説明】 1階は、玄関土間からデッキテラスと北側に4.5畳の畳間を持つ開放的な居間・食堂、東側にユーティリティー用のデッキがあります。2階は、クローゼットのある寝室と、将来二部屋に仕切ることが考慮された子供室となっています。 |