
2010/1/7up
国産材住宅づくり相談員と住宅生産者のスキルアップのための「国産材住宅づくりセミナー」仙台会場は、2009年12月10日、11日に行われました。1日目は仙台メルパルクでの講習会、2日目は仙台からバスで石巻を訪れ、合板工場、製材・プレカット工場、建築現場を見学する現場研修が行われました。
木材や木造住宅に関する専門家5名によって、集中的に講義が行われました。
●午前中
木材・材料編として、木材生産からその加工流通、また、材料としての木材の強度や、品質について講義が行われました。
●午後
住宅・構造編として顧客ニーズの方向性や、木造住宅の構造と力学的解説、構造のチェックポイント、関係法令の解説や、木造住宅に維持管理まで、幅広い問題が扱われました。
2日目は貸し切りバスで仙台から石巻に向かい、合板工場、宮城県材を使った建築現場、製材・プレカット工場、を見学しました。

| 【スケジュール】 | |
| 8:30 | 仙台出発 |
| 10:00 | 合板工場見学 |
| 13:00 | 製材・プレカット工場で講義 |
| 14:00 | 建築現場見学 |
| 15:00 | 製材・プレカット工場見学 |
| 17:30 | 仙台着 |
合板も国産材の時代、この工場での国産材比率は年々上昇しているとのこと。
工場内(撮影禁止)では、大型機械によって丸太から単板が切り出される所から積層されて製品になるまでをじっくり見学しました。

宮城県産材を使った有料老人ホームの建築現場を見学。
各所にふんだんに木が使われ、特に木の香漂う居室は、入居者にも喜ばれるに違いありません。

この製材所では、樹齢50年~70年の杉を使って、心材は柱や土台に、周辺部を芯去り羽柄材にしています。新しい乾燥技術により杉材の芯までしっかり人工乾燥を行っているとのことでした。
羽柄材、合板にも対応したプレカット工場では、住宅一軒分まるごと構造材から部材まで一貫供給が可能だそうです。


初日の講座では特に午前中の木材の話が印象に残りました。地域材を使うことの意味を、全ての工務店が理解しているとは言いにくい状況ですから、木の家を建てることの社会貢献的な意義を説明し続ける必要があるように思います。現場見学では、私も使用しているブランドの合板の製造工程を見ることができて、良かったです。製造工程まで知ることで、お客様に自信を持って提案できます。

座学の内容は、建築を勉強した私でもかなりコアな内容でした。
全国には、木の家をつくる「ネットワーク」での取り組みをされている人達がいます。そういう方々の話が聞けたりするともっと良いと思います。ターゲットを分けてセミナーの内容を変えることで、もっと広がりが出てくるのではないでしょうか。こういう活動は長期に渡って実施してこそ効果が出てくるものですので、是非続けて欲しいです。

2日の現場研修のみの参加でしたが、合板があんな風に作られているとは知りませんでした。まるで大根の「かつら剥き」! 最近は一から木の家を建てる大工さんが少なくなったとは聞いてはいましたが、プレカット工場を見て、なるほどと思いました。木の家を増やすのなら、エコポイントなどで優遇装置があるといいですね。