
2009/12/7up
国産材住宅づくり相談員と住宅生産者のスキルアップのための「国産材住宅づくりセミナー」が
2009年11月26日、27日に行われました。1日目は東京駅近くのセミナー会場での講習会、
2日目は栃木県鹿沼市を訪れ、工場や木材市場を見学する現場研修が行われました。
木材や木造住宅に関する専門家5名によって、集中的に講義が行われました。
●午前中
木材・材料編として、木材生産からその加工流通、また、材料としての木材の強度や、品質について講義が行われました。
●午後
住宅・構造編として顧客ニーズの方向性や、木造住宅の構造と力学的解説、構造のチェックポイント、関係法令の解説や、木造住宅に維持管理まで、幅広い問題が扱われました。
限られた時間の中でたくさんの内容を伝えようとする講師の先生、真剣に聞き入る受講生で会場は終始熱気に包まれていました。
| 本セミナーのために作られたオリジナルの2冊のテキスト。 木造住宅に関わる専門家が知っておきたい幅広い知識の要点が まとめられている。 |
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2日目は貸し切りバスで東京を離れ、栃木県鹿沼市のプレカット工場、木材市場、集成材工場を見学しました。

| 【スケジュール】 | |
| 8:30 | 東京駅出発 |
| 11:00 | プレカット工場見学 |
| 14:00 | 木材市場見学 |
| 16:00 | 集成材工場見学 |
| 19:00 | 東京駅着 |

大手ハウスメーカー向けの加工も行っている大型プレカット工場。
最新のマシンの高速で高精度な加工を見学。
CADと連動した加工技術だけでなく、加工前資材や加工後の品質管理についての話など木造住宅の新しい流れを支える現場を見ることができました。

スギ・ヒノキを中心に年間5万立米以上扱う、栃木県森林組合連合会の鹿沼木材共販所。
初日の座学で学んだ「はい積み」された原木や選別機を実際に見て、知識を深めました。

最後に栃木県集成材協業組合を訪問。
長尺大断面材やアーチ型の構造材など無垢材にない特徴を持った集成材について説明を受け、
実際の製造工程を見学しました。

建築実験室 水花天空 一級建築士 下田 恭子様 |
株式会社下田設計東京事務所 一級建築士 下田 仁様 |
理屈で判っている事でも、実際に見ることの大切さを感じました。プレカットされた木材が組まれる現場も知っているのですが、実際にプレカットを行う工場を見たのは初めてでした。木材市場では、木材流通の現場の話を聞けて、木を使う意味づけが以前よりしっかりしたと思います。また集成材の工場見学も、あれだけしっかり考えて作っておられるならば、集成材も使ってみようという気になりました。

私の地元でもある栃木県鹿沼市は、木で有名なところですが、見学は初めてでした。木を湾曲させたり、張り合わせて強度を増したりと、ただカットされた木を使うのではなく、加工を施して製品を作っているのには感動しました。木を伐採し、また植林して育てる大変な作業の割に、木の価格が安いのにも驚きました。このセミナーに参加して、やっぱり日本の木の家に住みたい!という気持ちが大きくなりました。

木の家相談窓口として、木の家を建てたい方のサポートをしていますが、1日目の講座は、知識の再確認ができて、大変役に立ちました。特にテキストは良くまとまっていて、これからも役立ちそうです。2日目の現場研修は、同じような場所は普段良く見ていますが、他県の様子を知ることができて参考になりました。木の家を建てるということは、人と人とのつながりを作ること。これからもお役にたてるよう頑張っていきます。