我が国の木材(用材)供給量に占める国産材の割合は、安価な外国産材の輸入や特殊な流通システムのため、20%程度にすぎません。国産材が利用されないことによって山村が活性化されず、森林が荒廃しています。
森林には、木材などの物質生産のほか、二酸化炭素の吸収、雨水の貯蔵、治山治水、空気の浄化、生物種の保存、レクリエーション空間などの機能があります。
国産材が利用されないために、これら森林の機能を維持するための費用や人材が不十分な状態が続いているのです。つまり、国産材を積極的に、そして計画的に活用することは、日本の美しい森林を守っていくために非常に大切なことなのです。
出典:(1)
国産材として市場で取り扱っている樹種は、針葉樹材では、スギ、ヒノキ、アカマツ、エゾマツ、トドマツ、カラマツ、ヒバ、サワラ、ツガ、広葉樹材では、ブナ、ミズナラ、ヤチダモ、ケヤキ、シナノキ、セン、カツラ、カランバ、クリ、キリなどがあります。
このうちスギが全体の半数近くを占めています。これら国産材は、製材工場、プレカット工場、材木店・メーカー、産直事業者、森林組合などから入手することができます。

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自然の恵みそのままの木材(ムク材・無垢)と、接着剤を使って製造された人工の板や柱(木質材料)。住宅資材としての性能に大きな差はありません。
むしろ、ムク材が、同じ樹種でも、木目や色合い、品質を揃えるのが大変なのに対し、合板や集成材などの木質材料は、節などの欠点が取り除かれ、強度のばらつきも少なく、変形や割れが少ないという特長があります。最近では国産材を使った高性能な合板や集成材なども多く流通しており、用途にあわせて選ぶことができます。

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建材選びは、長く快適な住まいづくりの重要なポイントです。室内から見える内装材だけでなく、完成後壁に隠れてしまう材料にも注意を払いましょう。
梁(はり)などの構造材では、とくに材料の乾燥状態が重要です。木材は、乾燥するほど強度が上がり、割れや狂い、シロアリや腐朽菌の繁殖を防ぐことができます。日本農林規格では、含水率25%以下の木材を乾燥材と定めています。
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最近、「自然との調和」「生活空間の潤い」のコンセプトをもとに、エクステリア材料としての木材が見直されています。とくにウッドデッキのように素足で歩いたりするような、インテリアの延長としての機能には、木材はぴったりの材料です。風雨にさらされるウッドデッキを長持ちさせるには、住宅の土台や縁台によく使われる国産のヒバのように、腐りにくくしたり、狂いや反りなどを解決した木材も開発されています。ただし、これらの木材は少なからず健康や環境に影響を及ぼす可能性があります。事前に専門家にご相談ください。
最近のホームセンターには、ウッドデッキ用の木材や様々な接合金具、設計と製作のための無料のプランシートなどが置かれています。家族の手で、DIYに挑戦するのもよいかもしれません。
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出典:(1)社団法人全国木材組合連合会「森を育む木の住まいQ&A」を元に一部加筆